いつまで続くかわかりません。
ご意見がありましたら「お問い合わせ」からご一報いただければ幸いです。
2022年
1月
22日
土
一ヶ月前くらいにセットしたe.max単冠のケース。
忘年会にお呼ばれしていたので、一発で決めたいなぁと邪な心持ちもありつつ製作しました。忘年会当日に写真撮ったら送るよと言って頂け、きちんと本日届きました。結構忘れている先生方も多いので有り難いです。(画像はセット後)
指示書には右1、左2ともに失活歯のため漂白、右1形態修正。
上下2~2をM.T.M.したとありました。
30代女性ですから余計に見た目は気になるでしょうね。とても丁寧に治療されているので、足を引っ張るのだけは避けたい状況。
M.T.M.や矯正されたケースでは歯面の細かな溝が消失していることが多いです。そういった事まで教えていただけると表面性状を付与する際に参考になります。
シェードガイドの入った写真2枚、指示はA2~2.5でしたがA1のインゴットでプレスして製作、若い女性なので綺麗目に仕上げました。もう少しステインや形態にゴツゴツ感があったほうが隣接歯と似るのかもしれませんが、せっかく手間とお金をかけて直すので、チョッと綺麗目な方が喜ばれる感覚が後押ししました。
事前のメールでは全身美人で性格も良いと聞いていました。性格はまぁ・・・美人だったら製作前に顔写真見たかったなぁ〜
そんな事で仕上がりに違いは出ませんが、神の力が働くかもしれません。
患者さんにも喜んでいただけた様で、先生の丁寧な仕事と事前の細かい情報に感謝です。
2022年
1月
11日
火
少数ではありますがお世話になった方々やご縁のある方々に年賀状を送っています。
今年目についたのは「年賀の挨拶を本年限りにと・・・」いう内容が数通。年賀状離れもあるのでしょうけど、仕事を引退して数年という方々が多くなってきたということかと推察しています。
あと「ココ一番のケースで・・・」とか「キモなケースで・・・」とか言うコメントです。
頼りにしていただくのはとてもありがたいのですが、ココイチだけのケースだと当方倒産してしまいます。
是非日常よくあるケースもご依頼いただけたら幸いです。(笑)
中二の娘が書いた年賀状が置いてあったのでこっそり撮影しました。
金魚草は「鬼灯の冷徹」から、トラはサンリオの「キティちゃん」だそうです。
口を聞いてくれなくなると困るのでノーコメントですが、年明け早々頭と腹を抱えています。
2022年
1月
10日
月
新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
新年のご挨拶にしてはちょっと遅きに失する感じですが、おかげさまで4日まで仕事し、今週はゆるいスタートを切りました。
年末大掃除ができませんでしたので、恒例の石膏トラップ掃除をしました。
例年だと歯科用のトラップ凝固剤を仕入れて掃除するのですが、今年はamazonにて入手した凝固剤を使ってみました。
今まで使っていた歯科用のものは100gで620円くらいでしたが、今回のは1kgで1480円でした。変更した大きな理由はちょっと量が足らなく固まるのが微妙だったからです。
新年早々トラップの写真を載せるのも如何かと思うので、トリーマー用の小さな沈殿槽で試した写真を載せておきます。
結論。めっちゃ固まります。
グラム単価も安くなったので、トラップ全部で200gほど使いましたがイイ感じです。
amazonではよく在庫切れしているようですが、似たような商品がいくつもあります。多くの歯科医院やラボでは石膏トラップが複数あることと思います。オススメしますので是非お試しあれ!
2021年
11月
09日
火
開業時に作った名刺が底を突きかけてきました。
そんなに知り合いが増えたわけでもないのに不思議なものです。
自粛風潮で余計に人と会わないし放置していましたが、さすがに数えるほどしか無いと不安になります。
結局再注文しましたが、全く進歩なく変わっていないのも・・・と思って二ヶ所変更しました。
画像の上が今までのもの、下が新しいもの。どこが変わったかわかりますか?
紙は同じですが意図していないのに葉っぱの色が微妙に変わってしまいました。
同じデータでこれだけ色が変わるのだから、補綴歯の色が合うのなんて奇跡じゃないですかね。(笑)
2021年
11月
03日
水
何年か前に補綴した義歯が増歯のため戻ってきました。
鮭じゃないので戻ってこなくていいのに・・・
実はこの義歯製作時にクリアランスが厳しくフルメタルにしました。
しかも強度を稼ぐためポンティック部にはCo-Crのバーも鋳接しておきました。
にも関わらず6番部を噛みちぎってしまい、ガッチリ修理した経歴があります。
そこで今回2番の増歯。ロウ着部位が多いしレジン部分が燃えてしまうので火をかけたくありません。
そこで登場、レーザー溶接機!(ドラえもん調)
無事にレジン部分もやり直さずに済み、2番を増歯することができました。
修理費用も抑えられ、義歯の精度も保たれたままです。
可撤式のブリッジだからこそ出来た事だと思います。
が、もう戻ってきません様に。(祈)
2021年
11月
02日
火
2021年8月にジルコニアフレームの3本ブリッジを製作しました。
仮着して様子を見ていたそうですが、10月に破折して戻ってきました。
下の黒バック写真ではわかりづらいかもしれませんが、7番咬合面部からフレームごと舌側咬頭が飛びました。
クリアランスに余裕がなかった事もあり近心2点くらいしか噛ませていないのに・・・
やはりジルコニアでも接着させないと厳しいのでしょうね。
残念ながら次の一手にオールセラミックを使う勇気はありませんでしたのでメタルボンドとなりました。
メタルボンドだって陶材が飛ばないわけじゃありませんが、女性患者さんに他の手は思いつきませんでした。
同じケースでメタル有り無しで作ってみると、やはり無しの方が色が出しやすいです。
再製作料頂けないよなぁと内心泣いていましたが、そこはベテランの先生。
指示書に「技工料はしっかり請求して下さい。」との一文。
神降臨!!!
あぁどうか技工士に暖かい世の中であります様に。
2021年
11月
01日
月
自分のブログはままならないくせに、仕事を出してくれる先生方のブログは思いついた時に読んでいます。
しばらく前に見覚えのある補綴物の記事を見つけました。
あぁ勉強会でのプレゼンに使っていただいたんだなぁ〜
細かいことを言えば色々あるんだろうけどありがたいなぁ〜とほのぼのしていました。
そのブログ記事の次のケースは2003年に補綴したケースでした。
綺麗に補綴されていましたが、あれ!?このケース今うちに来ているやつじゃ・・・
諸問題があって補綴をやり直すことになった様です。
撤去されたものも送られてきて見ると、内面がゴールドなのでおそらくサンライズセラミックではないかと思いました。薄い金のコーピングに陶材を築成したものです。金属で裏装されていると言っても純金は明るく綺麗ですね。(画像は下)
これをe.max pressのA2インゴットで製作しました。
撤去冠の形・色を参考にしましたがあえなく撃沈。
試適時の写真をみて納得。残念ながら仕事が少なく忙しくなかったのでもう一つフレームを製作。
(画像左からサンライズ、A2フレーム、A1フレーム)
明度が足りない様に感じたので、今度はA1のインゴットでプレスしました。
陶材の築成中に明度の高いパワーデンチン欲しいなぁと思いましたが、予算の都合で揃えられていませんでした。彩度はステインを使うことでなんとかなりますが、明度は中々変えられません。陶材のフルセットは必要ないと考えていましたが、初めて追加で陶材欲しいなぁと思ったケースでした。
A1で製作した後に試適したA2のフレームも削って再築成しました。比較するものがなくなってしまうと難しいので同時には築成できないのです。
祈る気持ちで送ったところ、なんとかセットしていただけました。これも細かいことを言えば・・・でしょうけど、まずはホッとしました。
初めの補綴から18年経過した天然歯の色調変化を実感。
上顎中切歯1本の補綴って幾つになっても難しいものです。
2021年
8月
18日
水
もう20年以上使っているでしょうか。レーズで使用するスポンジ状の弾性砥石です。
乾燥していると石の様に硬いですが、水に浸けておくとスポンジの様に柔らかくなります。
私も誰だったか・・・に教えていただいて知ったのですが、意外と知られていない様なので紹介してみます。
基本的には床用レジンやスプリント、矯正装置など大きなレジンの研磨に使います。
磨き砂と併用すればカーバイドバーで形態修正後すぐにいけます。磨き砂を使わなくても磨けますが、サンドペーパーで軽く凹凸は取っておいたほうが良いです。レーズで回転始めに水が飛ぶので気をつけつつ、低速回転で気持ち押し付け気味にするとよく磨けます。レジン表面の状態は艶が出る一歩手前な感じで、広範囲で滑らかな面が出ます。
リベースや義歯修理など、診療室でもレーズを用いている先生は結構いらっしゃいますが、磨き砂を使わなくてもそれなりに研磨出来て時間短縮出来るので便利だと思います。砂まみれにならないので清掃が楽だったり、研磨の状態も確認しやすいです。
粘膜面や床縁のエッジも程よく丸まるので、診療室ではこれで終了して問題ないでしょう。
難点は細かい部分に入らない事、まーまー良いお値段する事でしょうか。
ちなみに先日出入の材料屋さんから購入した時は5個入り5600円(税抜き)でした。
某Feedでは5490円(税抜き)、某Ciメディカルでは4527円(税抜き)でしたので、仕入れ先で結構違うかもしれません。
昔の記録を調べたら2014年は3000円台だったのに2017年には4000円台、2019年には5000円台になっていました。
なんだかな〜。
文字にしてたら紹介したく無くなるくらいにはイラっとしてきました。
PVA 新デントポリッシャー サンデンタル株式会社(メーカーサイト)
2021年
8月
17日
火
昔々、仕事で使うカメラは一眼レフが必須でした。
フィルムからデジタルへと変化はしましたが、今も基本的には変わっていないと思います。
そのうちにストロボに一手間加えたコンパクトデジカメが簡易記録用としていくつか出てきました。小さくて軽いし衛生士さんがちょっと使うには便利なのでしょう。そのうちスマホで撮ってシェード写真とかに使われるかも・・・なんて笑い話の様に技工士同士話していました。
出ていました!
スマホ用シェードテイクのアプリ。その名も「色調採得アシスト」
以前同級生のLineグループで知ったのですが、インストールしたままになっていました。
どこかの技工所さんが作った様ですが詳細はわかりません。使い方は非常に簡単でマニュアルも必要ないレベル。ガイドに合わせて撮影後、あらかじめ登録してある技工所へ即時送れるというもの。その際に患者名とシェードの指定、メモも入力できますが、タップして入力できるので手間はかかりません。
実際に使ってみました。
一人で開口器を抑え、シェードガイドを合わせて撮影したので本来の結果とは違うかもしれません。シェードガイドは松風のガミーにはめていますが、あった方が便利です。
あくまで主観的感想ですが無いよりは良いと感じました。私のスマホはiPhone7なので最新機種とは結果が違うでしょうけど、イメージはなんとなく伝わります。
(画像はリサイズのみ行っています。)
一眼レフ以外のカメラの問題点として被写界深度が浅いということが挙げられます。簡単に言えばピントの合っている範囲が少ないということですが、これはどうにもなりません。色調については細かく言えば色々あるのでしょうけど、なんのカメラで撮影してもお互いに見る環境(モニター)が違うので調整は必須です。
ケースによってかける手間が違うのは如何ともし難いですが、保険点数に加算できる様ですし指示書に指定シェードを書くだけよりは良好な結果が得られやすい様に思いました。
2021年
8月
14日
土
緊急事態宣言が出る前に友人と群馬県立館林美術館へ行ってきました。
何度か訪れているお気に入りの美術館で、フランソワ・ポンポンの作品所蔵数が多いのが売りですが、今回は面白そうな企画展を観るのが目的です。
ネットで見つけた面白画像をスクラップしているのですが、その中に野口哲哉氏の作品を揶揄したものがあったのが知るきっかけでした。
宅急便をテーマに集めていた中の1枚ですが、気に入ったものを印刷して、技工物を発送する箱に時折貼ってほくそ笑んでいます。
展覧会の作品は主に鎧を纏ったフィギィアなどの立体作品が多かったのですが、絵画や製作資料なども展示されていました。
とにかく作品数が多く自分で予想していた3倍くらいはあり、まさに圧巻の展示。
また、最後の展示室は写真撮影が許可されていたのも通常無いことなので驚きました。
まだ自分がティーンエイジャーだった頃に五月人形の製造アルバイトをしたことがあり、兜や甲冑はなんとなしに見慣れたものだったのですが、それよりも小さい縮尺で緻密な作品は魅入ってしまいます。ミニカーもそうですが、精緻なミニチュアはそれだけで心踊ります。
作品のスネ毛なんかも雑然とした作業場で黙々と1本ずつ植えたのかな・・・とか、フィギュアの王道は美少女なんだろうけど、よくもオッさんばかり作って・・・などと想像しつつ楽しめた展覧会でした。
また、架空?の家紋や〇〇家の兜、鎧一式なども作られており、確かルイ・ヴィトンのモノグラム柄は日本の家紋からヒントを得てデザインされたものだと記憶していたので、ヴィトン柄の甲冑とかありそうなどと話していたら似た様なものが・・・
シャネルとのコラボ甲冑一式。シャネルのアイコンが入った黒い甲冑でしたが、残念ながら撮影はできず。ブランド好きの武将だったら着ていそうな妄想が面白い。ビルケンシュトックの靴を履いた武将は撮影できました。
色々と妄想しながら製作するのは楽しいんでしょうね。ぜひ技工士諸氏にも見に行ってもらいたいとは思いますが、コロナ次第でしょうか。早期接種対象の医療従事者ではない技工士の私も、9月にワクチンの予約がようやくできました。早く収束してほしいものです。
あとで知った事ですが、現在は京都で秋からは名古屋でフランソワ・ポンポン展を開催しているそうです。
どおりで館林美術館に常設展示されているポンポンの作品が少なかったわけだ・・・旅に出ていたんですね。こちらもオススメです。
2021年
7月
13日
火
先日わが街にも聖火ランナーがやってきました。
オリンピック開催云々は置いといて、多分この機会を逃せば一生見ることはないなぁとは思っていました。
でも見に行くほどの興味もなく、家でパソコンいじっていたところ、伴走車がトヨタのミライじゃないですか。
珍しい車なので少し興味が出ました。
結局、友人を誘って見に行き、帰りにビールの一杯でも飲んで楽しく過ごそうと当日計画を立てました。
沿道で待っていると協賛メーカーの派手なバス数台、電動キックボードに乗ったチアガールなどが通り過ぎていきます。
報道のバスが引っ張ってキター!
聖火ランナー!
の後ろのミライ!!!前後撮影。
あとでNHKのサイトで確認したら写っていました。
聖火ランナーじゃなくミライ撮っている私。
まぁいい思い出になりました。
2021年
7月
04日
日
コロナの影響で昨年は開催できず、今年は「臨床歯科を語る会40周年オンライン特別企画」ということになりました。
zoomを使用してということですが、先日ケースの打ち合わせで使ったぐらいの素人。難しいことはわかりませんが無事に視聴できました。
トップバッターの黒田先生が1981年からの語る会の歴史を丁寧に紐解いてくれました。お陰様で当時の色々なことを話しを聞きながら思い出しました。
私が参加しだしたのは92,93年頃からでしょうか。「8時だよ全員集合!」の聖地である日本青年館で開催されていた時期です。技工士は全員で1室の大部屋でした。ドラえもんのように押入れで寝ていたり、布団ごと廊下に出されて朝ビックリなんてこともありました。
何度か諸事情から会場が変わりましたが、国立オリンピック記念青少年総合センターでは閉会後に余った日本酒を外でラッパ飲みして一升瓶をゴミ箱に捨てたのが見つかって怒られました。青少年センターであるまじき・・・同罪の先生とは現在も仕事でつながっていますので、正に同じ釜の飯ならぬ一升瓶回し飲みのお付き合いです。
続く演者の須貝先生、松井先生、千葉先生、当時の裏事情やためになる話、いづれも笑いを誘うエンターティナーの方々でした。時間が予定よりも押していましたが、最後に金子先生の「ANOTHER STORY」。
似たような話は断片的に聞いていたりしたのですが見た事のない写真が多く、金子ワールドへと引き込まれてしまいました。
でも、就職して間もなく、覚えることが多くてヒーヒーしているときにあんな綺麗な場所へ旅行していたんだと思うとなんか微妙です。
ともあれ、センチメンタルな気持ちになりましたが楽しいひと時でした。
演者の皆様、実行委員の皆様、どうもありがとうございました。
あ〜 この話を肴に飲みたいなぁ〜
2021年
4月
22日
木
お昼ゴハンは自分で用意することが多いのですが、どうしても手早くできる麺類になりがちでちょっと飽きが来ていました。そんな折、テレビで簡単なスパイスカレーの作り方を紹介していました。おっさんが定年後にハマりやすい蕎麦打ちとカレーは鬼門だと思っていたのですが、思っていたよりもスパイスが難関ではなく、美味しそうだったので早速試してみました。
テレビで紹介されていたのは24歳東大院生の印度カリー子さん。
本当は色々なスパイスを調合して作るのかもしれませんが、印度カリー子さん曰く「3種類を同じ分量でよい」
なるほど。細かいことを言わなければ最大公約数的に3種類でよいのか。才女が条件を満たしつつ絞ったのだから間違いあるまいと思い、早速近所のスーパーで仕入れてきました。
また、知らなかったのだが印度カリー子さん曰く、「普段食べているルーを入れて作るカレーはイギリス由来の煮込み料理、対するスパイスカレーはインド由来の炒め料理」との事。
炒め料理なら時間もかからないだろうと調理開始。
思っていたよりもインド料理屋っぽい味がする。辛さはハバネロパウダーで調節したがちょっと入れすぎた様だ。
宗教は関係ないので牛肉バージョンと鳥肉バージョンを試したが、鳥肉の方がスパイスカレーには合う様に思う。
歯の納品はギリギリなのにカレーなんか作ってたんか!怒られそうですが、これからの季節お試しあれ。
2021年
4月
18日
日
私の周りでは模型用のシリコン材料があるということを知っていた方はほとんどいません。
自分でも何がきっかけで使い始めたのかは覚えていないのですが、あると便利な材料なのです。
元々は口腔内で修復するのには難しい様なレジンインレーなどを、ハイドロで印象してすぐに模型に起こすのを目的とした材料の様です。流す時のフローも良く、ナイフでトリミングも出来て分離材も必要ありません。私は主にコーヌスの義歯修理用模型材として活用しています。外冠に石膏を流すのには無理があり、パターンレジンで起こすのが一般的ですが、時間もかかるしレジン外冠の場合はエラいことになります。そういった場合に支台部分だけシリコンにしたりすると具合がいいのです。
パテタイプやバイト材のシリコンでも同じ様なことができるのでは?と思われるかもしれませんが、フローと硬さがかなり違うのです。
私の使ったことがあるのはParkell社のMACH II(マック2)とMACH -SLO(マックスロー)しかありません。他にモリムラ扱いの「EZ-COPY ファストンダイ」という製品もある様ですが、時節柄デンタルショーも無くどんな感じか確認できていません。
MACHの二つの製品の大きな違いは硬化時間です。ベージュのMACH IIは私には硬化が早すぎて気泡を入れてしまうなど失敗することが多いのですが、イエローのSLOだと余裕を持って印象や義歯に流せるのです。
頻繁に使うほどではないのですが、先日たまたまフレーム試適したコーヌス義歯をアルタードキャストで模型を修正することになりました。石膏を削るのが大変なのと、前装した外冠マージンに余計なダメージを負わせたくなかったため、シリコン支台の石膏模型を製作しました。その時に残量が少なかったので注文しようとしたら、在庫限りで販売終了との事。元々扱っているのはFEEDだけかな。
あ〜やっぱり売れないからか〜と思って、メーカー本国のホームページを見たら記載が見当たらない。もしかしたら製造中止なのかもしれませんね。MACH IIの方は大丈夫な様ですので、SLOの在庫がなくなったら変えざるを得ない状況です。
最近材料が残念になっていることが多い様な気がします。
2021年
4月
17日
土
昨今の金属価格高騰のせいでレジンブロック冠やジルコニア、チタンといった材料へ補綴が流れていっているのは周知の事実でしょう。
先日材料屋よりe.max perssインゴットが値上げされると聞きました。値上げ幅はまだわかっていないそうですが、5月21日より新価格となるそうです。
えぇ〜セラミック材料も?為替の影響という感じでもないし、なんか内容が変わったわけでもないのに?
訳がわかりません。これもコロナの影響なんでしょうか。
という訳で、心ならずも材料費が上がるかもしれませんので、その旨ご承知おき下さればありがたいです。
2021年
2月
12日
金
先週のこと。午前中に電話があり、これからそっち行くよとの事。
えっ!?本当に?来てじゃなく行く?御大ご本人が?
今までにも何人かのドクターが当方のラボに訪ねて来ていただいたことはあるのですが、仕事内容メインでいらっしゃったのは初めてです。そ、掃除間に合って良かった・・・
当初緊張しながらも話し始めればアレやコレや・・・最後はドイツ万歳!ライカの話で締めくくり、気がつけば4時間以上話し込んでいました。仕事も人間関係も線を引かない先生の行動力と情熱、それらを推敲する緻密さに脱帽です。
都内より1時間以上かけてのご来訪、楽しい時間をありがとうございました。
2021年
1月
09日
土
メインで使っているノートパソコンのバッテリーがヤバい状態で、以前から交換のアラートが出ていました。
開業準備時から使っているのでもう7年経過・・・時の流れは早いものです。
トラックパッド下のバッテリーは膨張して筐体も歪んでおり、キチンとモニターも閉まらない状況。
破裂すると大変なことになるので交換することにしました。
Appleに持ってゆくと大体2諭吉くらいかかり、筐体が変形していると追加で直さないと交換してくれない模様。
今更そんなにお金かけたくないので、自分で交換することにしました。amazonにて1樋口で購入。
中華製で説明書などついていないが、ifixitのホームページを参考にしながら交換作業を始めました。
空き缶の様なペラペラな裏蓋を外そうとすると、膨れたバッテリーのおかげで弾けて裏蓋が開きました。もうこの状態では閉まりません。中は7年分の埃が思った以上にたまっていました。幸いバッテリーに特殊ネジ用ドライバーが付属していたので、位置を記録しながら外していきます。
難関なのは強力な両面テープで止まったバッテリーを剥がし取るところです。膨張したバッテリーに穴を開けて発火したなんて人もいる様なので、慎重に薬品を使いながら剥がしました。あとは冷却用のファンなどに詰まった埃なども掃除して中華バッテリーBuild in!
逆手順で元に戻し起動。完全充電時の容量が2951mAhから6830mAhに!おぉぉ〜
その後バッテリーのカリブレーションを行い終了。
今までは1時間も持たなかったのに6時間は持つね。モニターの蓋もキチンと閉まる様になりました。あぁ自己満足。
2020年
9月
18日
金
ちょっと前の事ですが、自宅でお昼ゴハンを食べていたらテレビ、エアコンなど電化製品が突然止まりました。
ブレーカーが落ちたのかと見に行っても問題なし。あれ?
家中調べてみると、電気が来ているコンセントと来ていないコンセントがある。慌ててラボも確認すると問題なし。まぁ配電盤別だから大丈夫かと思っていたけど、良いか悪いか別に仕事はできるね。
原因不明のまま電力会社へ連絡。3~40分後には工事の方がいらっしゃいました。
どうやら怪しいのは電柱のヒューズだろうとの事。電柱にそんなヒューズあったんだ〜
車両が入れない場所のため、残暑厳しいなか電柱を登ってゆく・・・
そういえばたまに高所作業車で電柱いじっているの見かけるなぁと思い出すと、やっているのかコレか〜と納得。
登った作業員にセミの姿を重ねつつ、夏ももう終わりだなぁ〜と失礼なことを想う。
交換したヒューズはアメリカンドッグ並のサイズで、経年劣化で切れることはよくあるそうです。
稼働中のラボで突然停電したら・・・エライことになりますが、トラブらないと来てくれないので気をつけようがないですね。
2020年
9月
18日
金
コロナ禍のこのご時世、愚息はZOOMでオンライン授業を受けたりしているが、私は未だそういう機会はありません。
そんな折のWebセミナー、時流に乗ってみようかと邪な気持ちがありつつ受講申し込みしました。
昨日が初回で形態とセラミック築盛の基本要綱についてでした。
おっさん技工士が何をいまさら・・・なのかもしれませんが、改めて足元を固める良い機会となりました。
形の捉え方、隆線と溝の与え方、使用するポイント類等々参考になりました。ちょうどセラミックのケースがいくつかあるので、早速盛り込んでみようかと思っています。
Webセミナーということで双方向でやり取りするのかな?ニコニコ動画みたいな感じかな?と期待していましたが、時間指定で動画流したように受け取れました。
ん〜 初のWebセミナーなのに微妙・・・時流に乗れた、か!?
2020年
8月
03日
月
先日からいじっていたクイックマスター咬合器の、ピンを挿した部分に何か書いてありました。
「made in C.E.E Savoy FRANCE」
特に気にしていなかったのですが、フランスのメーカーなのでフランス製かと思っていたらC.E.E?
どこなんだろうと思って調べたらCentral and Eastern Europe、中東欧との事。
地図を見ても具体的にどこの国かはわかりません。
ちょうどこの辺の国だよなぁ~と思っていたのが、以前ワインの通販で写真を見て画像をスクラップしていた、ジョージアの山にある教会の写真です。ジョージアは以前グルジアと呼ばれていた国です。
ちょっと思っていた場所と違うけどまぁまぁ近い。行ってみたいけどそう簡単には行けない。
たまたま近所のスーパーでジョージアのミネラルウォーターが売っていた。ナベグラヴィという商品。500MLで170円くらいでした。天然炭酸水とのことでシュワシュワしていますが、泡が細かくて今まで飲んだ炭酸水とは趣がずいぶん違うように感じました。やや塩味を感じましたがクセもなく美味しいです。
ついでにウクライナのクラッカーも購入。244gと沢山入っているのに100円しない。あまりに安すぎて逆に怖い。でもリッツやルヴァン好きな自分としては素朴な味で美味しい。
google Mapを見ながらでの観光とグルメ。癒しのひと時でしたが、涙で水がしょっぱかったのかもしれません。
2020年
7月
25日
土
大抵のケースは咬合器を使って補綴物を製作します。
どういう訳かよく使われるのに新製品の発売サイクルは異様に長いのです。
ですので当方にある30年前の咬合器も現役で使われています。
ただ、比較的新しいものは斜めに傾けて作業する事ができます。
たったそれだけの事ですが、前歯部製作の際にはこれがとても便利なのです。
カボのプロター、アマンギルバッハのアーテックス、イボクラールビバデントのストラトスなど比較的新しく高額な咬合器はこの機能が付いていますが、古いものや安価な咬合器にはありません。
当方でも使用している韓国製のCSA咬合器は、安価にも関わらずよく出来ていてこの機能も付いています。
ですので、前歯部製作の際はCSA咬合器を使うことがほとんどです。
でも、たま〜に足りなくなったり、小臼歯ぐらいの補綴でも使いたいことがあります。
というわけで、手持ちの咬合器をプチ改造することにしました。
候補に上がったのはクイックマスター咬合器とアーテックス咬合器の旧バージョン。
ハノーやデンタータスもあったのですが、重いのとゴツいので今回は見送り。
クイックマスターは一時期クロスマスター咬合器という名前で正規輸入されていましたが現在は取り扱いなし。
アーテックスは旧タイプなので、現在販売されているものと共有できるパーツはありますがほとんど別物です。
ありがたい戴き物咬合器ばかりなので種類がバラバラなのです。
フレームをいじくる事は厳しいので、イボクラールビバデントのストラトス咬合器を参考にして、後方にサポートピンをつけることにしました。
いっその事このピンだけ購入して付けられれば楽だなぁ〜と思いました。でも部品名もわからなければ、天下のイボクラール製品。安い訳が無い。(笑)
調べたらインクラインサポートピンという名前だそうです。
ステンレスの棒をホームセンターで物色するも、か弱い私の指で曲げられる強度ではなさそう。直径1mmが限界だ。
使えそうな既製品を探しに100均ショップを何軒もハシゴ。
ようやく見つけました!セリアという100均ショップのペットボトルホルダーです。直径2.4mmのステンレス製。
形もバッチリ!
出来ることなら咬合器に穴を開けたりといった侵襲は最小限で済ませたいものです。
色々と検討した結果、ラボに転がっていたジュラコン板(ポリアセタールと呼ばれる熱可塑性樹脂)を加工して取り付けることにしました。
問題は咬合器とジュラコンパーツの連結です。アーテックス咬合器にはなぜかネジ穴が2つ切ってありましたのでこれを使用。適当に余っていた皿ネジを合わせたらビンゴ!長かったのでカットして固定。
クイックマスター咬合器は軽量化のため全体が樹脂で出来ています。肉抜きのため裏面はトラス構造になっているので、少し削ってアンダーカットを付与。そこに即重を流しジュラコンのネジと連結固定。
ピンの入る穴はミリングマシンにて適当にドリリング、ピンを加熱して差し込みピッタリ合わせ。
バー鉗子で角度をつけて完成。
おぉ〜イイじゃない!自己満足の自画自賛だけど思っていたよりも安定している。不要な時はピンを脱着できるし、掛かった経費は200円。これでウイリーできる咬合器は合計4台ある。あとはケースが送られてくれば・・・
歯科医師の皆様、当方の咬合器には若干の余裕がございます。ケースのご依頼お待ちしております!
2020年
7月
20日
月
先生が勉強会で使うかも・・・との事で詳細は書きませんが50代前半女性のケース。
e.maxで3歯連結、2歯連結の2ブロックにて補綴。
この先生はいつもたくさんの写真を撮って送ってくれますが、シェードガイドを入れたものだけではなく、下記のような様々な情報を含んだものてんこ盛りです。あくまで私個人の雑感です。
・顔貌からスマイルラインがわかるもの
模型だけだと咬合平面の傾きがわかりません。また、前歯の出具合の参考になることもあります。よくあるスマイルラインが傾いちゃったケースや歯軸が流れちゃったのはこの辺の情報が足りなかったのでしょうね。
・前頭面、咬合面
正面から撮影した口腔内では傾きはわかりません。でも全体の写真があるとどんな雰囲気にするか患者さんの年代とともに指標となります。咬合面観は手間がかかるせいかあまり撮ってもらえません。でも下顎補綴の場合はミラー使わなくても良いので欲しいショットです。意外とエナメルの透明感がわかるのでありがたいです。
・現状のテンポラリー、支台歯の色
テンポラリーの参考模型があればなくても良いのですが、結構口腔内に馴染んでいることが多いんですよね。
オールセラミック、ジルコニア補綴の場合は支台歯の色がわかる写真が欲しいですね。模型だとメタルコアが入っていてもわかりません。
・色の系統やメーカーの違うシェードガイドを入れてのショット、光の反射を考えての角度違いのもの
シェードガイド1つで1ショットより複数ガイド入れて撮ってもらった方が比較しやすいです。
(例えばA3,A3.5,A4のガイドを個別に3枚撮るよりも、3本入れて1枚撮影)
基本Vitaのクラシカルシェードですが、他社の似たようなシェードのショットがあると明度・彩度の比較検討がしやすいです。
今回のケースではVitaのクラシカルシェードと3Dマスターシェードの2種類でした。
・偏光フィルター使用の無反射撮影
なんかよく知らないのですが、諭吉1人では買えない撮影用フィルターがあるそうです。
多分これかな・・・(polar_eyes)
かなり露出アンダーになりますが、反射がほとんど無くて歯牙の内部構造や色の分布がよくわかります。
今回のケースでは34枚のショットがありました。
数が多ければ補綴の色が合うということではありませんが、少ないよりは明らかに比較検討できてゴールを認知しやすいです。全ての先生がこんなに送ってきてくれるとありがたいですが、きっと手も回らなくなり病気になりそうです。(笑)
このケースに限らず、いつも繊細で丁寧な先生には感謝です。
2020年
7月
19日
日
大抵の技工指示は指示書に書かれてくるのみが一般的だと思います。私は補足情報や今後の工程確認、シェードなどはメールでいただくことが多いのですが最近秀逸だと思ったのが画像にあるものです。
内冠セット後の修正した仮義歯を印象し注意事項を書き込んであります。やっている先生方はいるのかもしれませんが、私のところに来たのは初めてな気がします。印象前にアナライジングした模型に書き込んで送ることはあっても、書き込まれて返ってくることは大人の事情でしょうか、あまり無い様に感じます。
う〜ん。これはわかりやすい。もちろん注意事項を考慮して最終補綴物を仕上げますので、セット時に調整することが少なくなるのではないでしょうか。
同じ先生の別ケースで、以前製作した下顎両側遊離端義歯の改変依頼がありました。
何も聞いてはいなかったのですが、義歯を外しやすいように両側義歯床部分に帯状のノブが追加されていました。おそらく義歯装着後に外しづらいと要望が出て対処されたのでしょう。
その後別ケースで6番支台、7番欠損のコーヌスのケースがきました。
外冠ピックアップ印象後、指示書に維持力が強いので弱めるよう箔を貼ってくださいとありました。
50代の男性患者さんでパワーもありそうですし、これもノブあったほうが良いかもしれないと思いました。時間的問題で事後承諾となりましたが前装レジンにて帯状にノブをつけておきました。
大臼歯のコーヌスはどうしても歯牙が大きくなりやすく、マージン付近のレジン前装するスペースが厳しい場合が多いので、このケースも外冠メタルマージンになっていました。ただ隣接から三日月状にノブを伸ばしたらパッと見メタルが見えません。一石二鳥だけど不要だったら削れば良いし・・・
セット後の先生とのやりとりで、患者さんが「えらいおしゃれなノブがついてるなーって感動していました。」とお知らせいただきました。
こういうことがあると、コンビニより時給の低いこの仕事も楽しいなぁと感じます。
2020年
7月
18日
土
先週末に30年来の友人とミニコンサートへ行ってきました。
元々は三栖右嗣(みすゆうじ)の第19回安井賞受賞した『老いる』をWebで見てこれはすごいなぁと思い、ぜひ本物を見に行きたいと計画していました。作品自体は東京国立近代美術館蔵ですが、その習作が川越のヤオコー川越美術館にあるとのこと。日程調整していたらたまたま美術館でのミニコンサートが催されると知り、此れ幸いと聴いてきました。
出演は「Duo Iris」 ヴァイオリスト真野謡子さんとピアニストの後藤加奈さんで、小一時間ほどの演奏でした。
時勢がら人数制限やマスク着用、消毒・検温など主催者側も大変の様でしたが、目の前で演奏される迫力に釘付けとなったひと時でした。その影響からこの1週間は柄にもなく、ネットラジオでクラッシックを聴きながら仕事をしていました。たまには良いものですね。
本来の目的でもある三栖右嗣の作品にも圧倒されてきました。特に70年代の作品が私の好みで、本人もアンドリュー・ワイエスを訪ねたせいか、その影響を受けた作品には想いの力を感じました。
美術館の一角に本人のアトリエを再現したスペースがありました。偶然にも以前私が仕事をしていたところと同じ椅子がおいてありました。スチールケース社のセンサーという椅子ですが色まで同じ。親近感を覚えつつも座っていた人には随分と差があるなぁと、自戒の念を込めて当時の環境に感謝。
2020年
5月
24日
日
またまた時間が空いてしまいましたが、Stay Homeのご時世のせいではなく余裕がなかっただけです。
遅まきながらもやらないよりは良いだろうと、技工物を薬剤処理することにしました。
私自身は残念ながら?以前よりStay Labなことが多いので、ウイルスの感染リスクは低いのだと思いますが、どこから感染するか分かりません。
気にし出すとキリがありませんが、歯科医院の方達にご迷惑をおかけしないよう対策する次第です。
流通の問題から希望する薬剤の入手が困難であり、取り急ぎとはなりますが、効果の期待できそうな薬剤で技工物を処理しています。 人体に無害であると謳ってはいますが、念のため口腔内へ試適する前に、流水で流すかアルコールで洗浄していただければと思います。
なお、使用している薬剤の詳細については下記サイトにてご確認いただけます。
OEMで松風の「バイオサニタイザー Ⅱ」という商品がありますが、入手できませんでした。
2020年
2月
11日
火
元日にカミさんが実家のブロック塀に車を擦った。
なんという年明けでしょう。orz
夜だったので翌日見てみると、部分的に下地塗装・鉄板までコンニチハしている。
幸い大して凹みはなかったのでどうしようか考えた。
1、保険使ってディーラーで修理(想定10諭吉以上、免責5諭吉)
2、知っている板金屋で安く直す(想定6~8諭吉)
3、自分で色塗る(1諭吉)
どう考えても修理に出せば5諭吉以上必要だ。
と言う事で自分で塗り塗りすることにしました。(どうせカミさんの車だし・・・)
左後輪部だが改めてよく観察すると微妙に凹み歪みがある。
でもパテ盛りは面倒臭いので見なかったことにする。
と言う事でカラー塗料塗って誤魔化すのだが、車のカラーナンバーがわからない。ドア開けたとこやエンジンルーム内を見渡しても書いてない。ようやく取説に書いてあるのを発見!LB5J ハーバードブルーメタリックと言う色だ。
ホームセンターやカーショップに売っているソフト99や武蔵ホルトのホームページから該当する色を探しても無い。
オーダーカラーにも適合が無い・・・。人気無い色なんだね。
しょうがないので業者向けの塗料会社で探してみる。
あった。そりゃあるよね。ただ、ウレタン塗料になるので今まで持っていたラッカー系の資材は使えない。
と言う事で、プラサフ、調色塗料、ウレタンクリアー、マスキングテープを注文。送料込みで9野口で済んだ。
調色カラーはスプレーにしてもらい2週間くらいで届くとのこと。
ネット注文ですが親切に質問にも答えてくれたので、備忘録的にお店の記載。
傷の範囲がまぁまぁ広いのでちょっとビビりながらも、マスキングして紙ヤスリでコシコシ研磨。鉄板まで出てきてもう後戻りはできない・・・
プラサフを何回か吹いて、乾燥後またコシコシ研磨。
ちょっとした歪みは見えない。
ことにする。
カラー塗料も何回か吹く。420mlのスプレー缶だが結構余った。
この時点ですでに16時30分くらい。もうすぐ暗くなる。でも片付けとか面倒くさいからクリアーまで塗っちゃおうかな!と思ったのが間違え。
ウレタンクリアーの2液性塗料は、混ぜ合わせたら24時間以内に使い切らないと固まってしまいます。
もう混ぜちゃったから後戻りできず、ライトで照らしながら夜塗装。
もったいないから厚塗りしちゃえ〜とやったのが追い討ちかけて運の尽き。
翌日確認したら、案の定垂れているところがある。orz
1週間以上乾燥させてからまたコシコシ。
だんだん腕が疲れてきちゃったのでもう良いかな・・・で研磨終了。
エッジが微妙に緩くなった気もするが、1諭吉でパッと見わからなくなったので良しとしよう!
ついでに飛び石の傷も修正したけど、タッチアップペイント数本分の塗料はまだ残っている。また擦っても安心だぞ〜
2020年
1月
06日
月
本年もよろしくお願いいたします。
毎年スケジュール管理のため手帳を用意しています。子年なのに猫の表紙にしました。新年早々ヒネくれたアナログ人間という事なのでしょうか・・・
お休み中に公園に出来ていた人工スケート場で数年ぶりにスベってきました。
小学4年生まで長野にいましたので、冬の体育は全てスケートでした。あれから数十年・・・もはや経験者ではありません。
貸し靴のフィギュアはスピードスケートとは随分感覚が違いました。
結果、現在私の左膝には金属棒のついたサポーターが装着されています。
初詣のおみくじは末吉、今年はスベり出しから頭も痛いです。
2019年
12月
18日
水
週末に近所で開催されたクラシックカーフェスティバルを見に行ってきました。
クリスマスをテーマにという趣向でしたので、トナカイはおりませんが赤い車が多かったように思います。
昨今の流麗なCADデザインの車では無く、粘土を足したり削ったりしてできたデザインの車は、どこかズングリしていて温かみのあるように感じます。
クラッシックカーのイベントのせいか、オーナーもクラッシック(失礼)な方達が多いようでした。
寒空の愛車の中でお弁当を頬張るオーナーたちは、最近のあおり運転やブレーキ踏み間違い事故などとは縁遠そうな面持ちです。
愛車を労わりながら大事に運転していれば当然のことなのかもしれません。
自分も愛車は大事にしているつもりですが、洗車ばかりで全然走れていません。
このイベントは引きこもりには丁度いい気晴らしとなりました。
当日の様子がResponseのサイトに記事になっていました。
2019年
12月
01日
日
相変わらずの遅れ情報ですが東京ビッグサイトでの東京デンタルショーを見に行ってきました。
主な目的は最近の動向を見ること、細かい材料で良さそうなものを探すこと、ivoclar vivadentのブースセミナーに参加することでした。
一時期はレセプトとCAD/CAM機器の出展が華だったように思いますが、今回は随分分散しているように感じました。
もちろんデジタル機器関連が多いことは変わりませんが、他社に比べて特化したものが少なく均質化してきたのかもしれません。
目についたのは3Dプリンターでしょうか。一般工業界から持ってきた感は否めませんが結構な数の出展がありました。
ただ、金属床などのフレームを製作するものは従来法に乗りやすいでしょうけど、かなりの数を一定期間にこなさないと難しいでしょうし、現状ではあまり人員・時短対策にはならないように思いました。
上の画像は株式会社データ・デザインのHPにあったものですが、これをみるとデジタルツールのメディカル関連のウエイトがかなり大きいように見えます。
スキャンするものの材質が複合(歯牙、歯肉、金属、セラミック、レジン)していること、透明感のある材質(加えて唾液)だということなど、歯科での応用は難しいのでしょうが、今後も諸問題(時短、人手不足)を鑑みるに切り離せない技術となるのでしょうね。
それらの展示の中に以前から見てみたかったpeek材の義歯がありました。
射出形成とCAD/CAMで成型することができ、接着も可能?と聞いていたのでジルコニアより義歯に応用しやすいのではないかと思っていました。
実物を模型から外して触ってみると・・・うぅ〜ん微妙。身近な素材ではABS樹脂みたいな感じ。硬質なプラスティック感が強いですが結構たわみます。このままで金属床と置き換えるのは無理そうな感じがしました。
細かい材料では研磨用のポイントをいくつか見つけました。
結局は日常一番使うポイントで安くて良いものはないか?というところに落ち着いてしまうんでしょうか。
Webのカタログでは各1本40円、50円ですが、当日いただいたパンフでは42円、52円でした。