clinical case 10

自分のブログはままならないくせに、仕事を出してくれる先生方のブログは思いついた時に読んでいます。

 

しばらく前に見覚えのある補綴物の記事を見つけました。

あぁ勉強会でのプレゼンに使っていただいたんだなぁ〜

細かいことを言えば色々あるんだろうけどありがたいなぁ〜とほのぼのしていました。

 

 楡井歯科医院のブログはこちら

そのブログ記事の次のケースは2003年に補綴したケースでした。

綺麗に補綴されていましたが、あれ!?このケース今うちに来ているやつじゃ・・・

諸問題があって補綴をやり直すことになった様です。

撤去されたものも送られてきて見ると、内面がゴールドなのでおそらくサンライズセラミックではないかと思いました。薄い金のコーピングに陶材を築成したものです。金属で裏装されていると言っても純金は明るく綺麗ですね。(画像は下)

 

これをe.max pressのA2インゴットで製作しました。

撤去冠の形・色を参考にしましたがあえなく撃沈。

試適時の写真をみて納得。残念ながら仕事が少なく忙しくなかったのでもう一つフレームを製作。

 

(画像左からサンライズ、A2フレーム、A1フレーム)

明度が足りない様に感じたので、今度はA1のインゴットでプレスしました。

陶材の築成中に明度の高いパワーデンチン欲しいなぁと思いましたが、予算の都合で揃えられていませんでした。彩度はステインを使うことでなんとかなりますが、明度は中々変えられません。陶材のフルセットは必要ないと考えていましたが、初めて追加で陶材欲しいなぁと思ったケースでした。

A1で製作した後に試適したA2のフレームも削って再築成しました。比較するものがなくなってしまうと難しいので同時には築成できないのです。

祈る気持ちで送ったところ、なんとかセットしていただけました。これも細かいことを言えば・・・でしょうけど、まずはホッとしました。

初めの補綴から18年経過した天然歯の色調変化を実感。

 

上顎中切歯1本の補綴って幾つになっても難しいものです。

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