野口哲哉 展

緊急事態宣言が出る前に友人と群馬県立館林美術館へ行ってきました。

何度か訪れているお気に入りの美術館で、フランソワ・ポンポンの作品所蔵数が多いのが売りですが、今回は面白そうな企画展を観るのが目的です。

ネットで見つけた面白画像をスクラップしているのですが、その中に野口哲哉氏の作品を揶揄したものがあったのが知るきっかけでした。

宅急便をテーマに集めていた中の1枚ですが、気に入ったものを印刷して、技工物を発送する箱に時折貼ってほくそ笑んでいます。

展覧会の作品は主に鎧を纏ったフィギィアなどの立体作品が多かったのですが、絵画や製作資料なども展示されていました。

とにかく作品数が多く自分で予想していた3倍くらいはあり、まさに圧巻の展示。

また、最後の展示室は写真撮影が許可されていたのも通常無いことなので驚きました。

まだ自分がティーンエイジャーだった頃に五月人形の製造アルバイトをしたことがあり、兜や甲冑はなんとなしに見慣れたものだったのですが、それよりも小さい縮尺で緻密な作品は魅入ってしまいます。ミニカーもそうですが、精緻なミニチュアはそれだけで心踊ります。

作品のスネ毛なんかも雑然とした作業場で黙々と1本ずつ植えたのかな・・・とか、フィギュアの王道は美少女なんだろうけど、よくもオッさんばかり作って・・・などと想像しつつ楽しめた展覧会でした。

また、架空?の家紋や〇〇家の兜、鎧一式なども作られており、確かルイ・ヴィトンのモノグラム柄は日本の家紋からヒントを得てデザインされたものだと記憶していたので、ヴィトン柄の甲冑とかありそうなどと話していたら似た様なものが・・・

シャネルとのコラボ甲冑一式。シャネルのアイコンが入った黒い甲冑でしたが、残念ながら撮影はできず。ブランド好きの武将だったら着ていそうな妄想が面白い。ビルケンシュトックの靴を履いた武将は撮影できました。

 

色々と妄想しながら製作するのは楽しいんでしょうね。ぜひ技工士諸氏にも見に行ってもらいたいとは思いますが、コロナ次第でしょうか。早期接種対象の医療従事者ではない技工士の私も、9月にワクチンの予約がようやくできました。早く収束してほしいものです。

 

あとで知った事ですが、現在は京都で秋からは名古屋でフランソワ・ポンポン展を開催しているそうです。

どおりで館林美術館に常設展示されているポンポンの作品が少なかったわけだ・・・旅に出ていたんですね。こちらもオススメです。

HAGI dental lab

〒365-0036

埼玉県鴻巣市天神4-3-10

Tel.048-543-0333

定休日 土.日.祝日

休日でも宅急便の受取りはできると思います。

 

技工指示書
お手持ちの技工指示書が無い先生は印刷してお使い下さい。
「お問い合わせ」からご連絡頂ければ、後日正式なものをお届けいたします。
order form.png
PNGファイル 366.3 KB