もう20年以上使っているでしょうか。レーズで使用するスポンジ状の弾性砥石です。
乾燥していると石の様に硬いですが、水に浸けておくとスポンジの様に柔らかくなります。
私も誰だったか・・・に教えていただいて知ったのですが、意外と知られていない様なので紹介してみます。
基本的には床用レジンやスプリント、矯正装置など大きなレジンの研磨に使います。
磨き砂と併用すればカーバイドバーで形態修正後すぐにいけます。磨き砂を使わなくても磨けますが、サンドペーパーで軽く凹凸は取っておいたほうが良いです。レーズで回転始めに水が飛ぶので気をつけつつ、低速回転で気持ち押し付け気味にするとよく磨けます。レジン表面の状態は艶が出る一歩手前な感じで、広範囲で滑らかな面が出ます。
リベースや義歯修理など、診療室でもレーズを用いている先生は結構いらっしゃいますが、磨き砂を使わなくてもそれなりに研磨出来て時間短縮出来るので便利だと思います。砂まみれにならないので清掃が楽だったり、研磨の状態も確認しやすいです。
粘膜面や床縁のエッジも程よく丸まるので、診療室ではこれで終了して問題ないでしょう。
難点は細かい部分に入らない事、まーまー良いお値段する事でしょうか。
ちなみに先日出入の材料屋さんから購入した時は5個入り5600円(税抜き)でした。
某Feedでは5490円(税抜き)、某Ciメディカルでは4527円(税抜き)でしたので、仕入れ先で結構違うかもしれません。
昔の記録を調べたら2014年は3000円台だったのに2017年には4000円台、2019年には5000円台になっていました。
なんだかな〜。
文字にしてたら紹介したく無くなるくらいにはイラっとしてきました。
PVA 新デントポリッシャー サンデンタル株式会社(メーカーサイト)