昔々、仕事で使うカメラは一眼レフが必須でした。
フィルムからデジタルへと変化はしましたが、今も基本的には変わっていないと思います。
そのうちにストロボに一手間加えたコンパクトデジカメが簡易記録用としていくつか出てきました。小さくて軽いし衛生士さんがちょっと使うには便利なのでしょう。そのうちスマホで撮ってシェード写真とかに使われるかも・・・なんて笑い話の様に技工士同士話していました。
出ていました!
スマホ用シェードテイクのアプリ。その名も「色調採得アシスト」
以前同級生のLineグループで知ったのですが、インストールしたままになっていました。
どこかの技工所さんが作った様ですが詳細はわかりません。使い方は非常に簡単でマニュアルも必要ないレベル。ガイドに合わせて撮影後、あらかじめ登録してある技工所へ即時送れるというもの。その際に患者名とシェードの指定、メモも入力できますが、タップして入力できるので手間はかかりません。
実際に使ってみました。
一人で開口器を抑え、シェードガイドを合わせて撮影したので本来の結果とは違うかもしれません。シェードガイドは松風のガミーにはめていますが、あった方が便利です。
あくまで主観的感想ですが無いよりは良いと感じました。私のスマホはiPhone7なので最新機種とは結果が違うでしょうけど、イメージはなんとなく伝わります。
(画像はリサイズのみ行っています。)
一眼レフ以外のカメラの問題点として被写界深度が浅いということが挙げられます。簡単に言えばピントの合っている範囲が少ないということですが、これはどうにもなりません。色調については細かく言えば色々あるのでしょうけど、なんのカメラで撮影してもお互いに見る環境(モニター)が違うので調整は必須です。
ケースによってかける手間が違うのは如何ともし難いですが、保険点数に加算できる様ですし指示書に指定シェードを書くだけよりは良好な結果が得られやすい様に思いました。