2021年
11月
09日
火
開業時に作った名刺が底を突きかけてきました。
そんなに知り合いが増えたわけでもないのに不思議なものです。
自粛風潮で余計に人と会わないし放置していましたが、さすがに数えるほどしか無いと不安になります。
結局再注文しましたが、全く進歩なく変わっていないのも・・・と思って二ヶ所変更しました。
画像の上が今までのもの、下が新しいもの。どこが変わったかわかりますか?
紙は同じですが意図していないのに葉っぱの色が微妙に変わってしまいました。
同じデータでこれだけ色が変わるのだから、補綴歯の色が合うのなんて奇跡じゃないですかね。(笑)
2021年
11月
03日
水
何年か前に補綴した義歯が増歯のため戻ってきました。
鮭じゃないので戻ってこなくていいのに・・・
実はこの義歯製作時にクリアランスが厳しくフルメタルにしました。
しかも強度を稼ぐためポンティック部にはCo-Crのバーも鋳接しておきました。
にも関わらず6番部を噛みちぎってしまい、ガッチリ修理した経歴があります。
そこで今回2番の増歯。ロウ着部位が多いしレジン部分が燃えてしまうので火をかけたくありません。
そこで登場、レーザー溶接機!(ドラえもん調)
無事にレジン部分もやり直さずに済み、2番を増歯することができました。
修理費用も抑えられ、義歯の精度も保たれたままです。
可撤式のブリッジだからこそ出来た事だと思います。
が、もう戻ってきません様に。(祈)
2021年
11月
02日
火
2021年8月にジルコニアフレームの3本ブリッジを製作しました。
仮着して様子を見ていたそうですが、10月に破折して戻ってきました。
下の黒バック写真ではわかりづらいかもしれませんが、7番咬合面部からフレームごと舌側咬頭が飛びました。
クリアランスに余裕がなかった事もあり近心2点くらいしか噛ませていないのに・・・
やはりジルコニアでも接着させないと厳しいのでしょうね。
残念ながら次の一手にオールセラミックを使う勇気はありませんでしたのでメタルボンドとなりました。
メタルボンドだって陶材が飛ばないわけじゃありませんが、女性患者さんに他の手は思いつきませんでした。
同じケースでメタル有り無しで作ってみると、やはり無しの方が色が出しやすいです。
再製作料頂けないよなぁと内心泣いていましたが、そこはベテランの先生。
指示書に「技工料はしっかり請求して下さい。」との一文。
神降臨!!!
あぁどうか技工士に暖かい世の中であります様に。
2021年
11月
01日
月
自分のブログはままならないくせに、仕事を出してくれる先生方のブログは思いついた時に読んでいます。
しばらく前に見覚えのある補綴物の記事を見つけました。
あぁ勉強会でのプレゼンに使っていただいたんだなぁ〜
細かいことを言えば色々あるんだろうけどありがたいなぁ〜とほのぼのしていました。
そのブログ記事の次のケースは2003年に補綴したケースでした。
綺麗に補綴されていましたが、あれ!?このケース今うちに来ているやつじゃ・・・
諸問題があって補綴をやり直すことになった様です。
撤去されたものも送られてきて見ると、内面がゴールドなのでおそらくサンライズセラミックではないかと思いました。薄い金のコーピングに陶材を築成したものです。金属で裏装されていると言っても純金は明るく綺麗ですね。(画像は下)
これをe.max pressのA2インゴットで製作しました。
撤去冠の形・色を参考にしましたがあえなく撃沈。
試適時の写真をみて納得。残念ながら仕事が少なく忙しくなかったのでもう一つフレームを製作。
(画像左からサンライズ、A2フレーム、A1フレーム)
明度が足りない様に感じたので、今度はA1のインゴットでプレスしました。
陶材の築成中に明度の高いパワーデンチン欲しいなぁと思いましたが、予算の都合で揃えられていませんでした。彩度はステインを使うことでなんとかなりますが、明度は中々変えられません。陶材のフルセットは必要ないと考えていましたが、初めて追加で陶材欲しいなぁと思ったケースでした。
A1で製作した後に試適したA2のフレームも削って再築成しました。比較するものがなくなってしまうと難しいので同時には築成できないのです。
祈る気持ちで送ったところ、なんとかセットしていただけました。これも細かいことを言えば・・・でしょうけど、まずはホッとしました。
初めの補綴から18年経過した天然歯の色調変化を実感。
上顎中切歯1本の補綴って幾つになっても難しいものです。