2022年
1月
10日
月
新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
新年のご挨拶にしてはちょっと遅きに失する感じですが、おかげさまで4日まで仕事し、今週はゆるいスタートを切りました。
年末大掃除ができませんでしたので、恒例の石膏トラップ掃除をしました。
例年だと歯科用のトラップ凝固剤を仕入れて掃除するのですが、今年はamazonにて入手した凝固剤を使ってみました。
今まで使っていた歯科用のものは100gで620円くらいでしたが、今回のは1kgで1480円でした。変更した大きな理由はちょっと量が足らなく固まるのが微妙だったからです。
2021年
8月
18日
水
もう20年以上使っているでしょうか。レーズで使用するスポンジ状の弾性砥石です。
乾燥していると石の様に硬いですが、水に浸けておくとスポンジの様に柔らかくなります。
私も誰だったか・・・に教えていただいて知ったのですが、意外と知られていない様なので紹介してみます。
2020年
7月
25日
土
大抵のケースは咬合器を使って補綴物を製作します。
どういう訳かよく使われるのに新製品の発売サイクルは異様に長いのです。
ですので当方にある30年前の咬合器も現役で使われています。
ただ、比較的新しいものは斜めに傾けて作業する事ができます。
たったそれだけの事ですが、前歯部製作の際にはこれがとても便利なのです。
2019年
10月
25日
金
長年使ってきた人工歯が無くなるという噂を聞き、どうなるんだろうと心配していました。
イボクラールビバデント社のオーソシット(SR Vivodent S・SR Orthosit S)です。
前歯はビボデント(SR VivodentからSR Vivodent Sへ)、臼歯がオーソシット(SR OrthositからSR Orthosit Sへ)ですが両方とも末尾にSがついてリニューアルするそうです。
前歯のビボデントは使っていなかったのでまぁいいや~という感じですが、臼歯は四半世紀も使ってきたので変化が気になります。
結論から言えば色・形・材質が変化したようです。
もう別モノじゃないか !と思いましたが、どうやらビッグマイナーチェンジといった様相です。
メーカーサイト Ivoclar Vivadent (パンフレットをダウンロードできます。)
2019年
8月
02日
金
開業時に購入したノートパソコンの表面に保護フィルムがついていました。なんか使えそうだと思い、サンドブラスターのガラス面にキズがつかないよう貼っていました。ガラス自体にはキズ防止のためラバーコーティングされているとありましたが、信じてキズだらけになり交換となった場合は、諭吉1人でも足りない恐れがあるため自衛策です。
2016年
8月
26日
金
昨年2月に「白い粉」というタイトルで、サンドブラスター用のバキュームについて書きました。
四苦八苦し現在は落ち着いておりますが、気になる方もいらっしゃるようなので顛末を記録しておこうと思います。
写真は一代目紙パック掃除機です。
モーターまで分解して清掃してみましたが、どうにも内部まで汚染されていて再起不能でした。二代目をどうするか悩みましたが、サイクロン式を試してみようと自宅にあった掃除機を暫定的に繋いでみました。(下写真の左)
2016年
5月
04日
水
技工作業中にシリコンパテを使いたい事は多いがコストが気になる・・・。
という事で通販の安価なシリコンを使ってきました。使用用途は決まっているので、硬すぎずそれなりの弾性があればOKでした。
数年ゼタラボを使っていましたが、よりお得なオーマラボへ変更しました。いつもの材料屋さんから入手できるのも便利だったのです。
2016年
2月
26日
金
コーヌス鉗子の先端は大きく分けて2種類あります。
機械的な溝が入っているものとダイヤモンド粒子が付着したものです。
ダイヤモンドはどうも意図しないところにキズが着き易いので、ミゾミゾな形状が好みです。
先端サイズも大小ありますが、小さいものでも入らないケースが多々あります。そういう場合は半泣きで何とか外していましたが、時間の無い場合には大泣きになります。以前からいくつか目星は付けていたのですが、ホームセンターに似たのがあったので買って来ました。
通常コーヌス鉗子は10000円前後の値段がしますが、このプライヤーは500円程度でした。
ちょっと柄が短いのが難点ですが長いものもあるようです。先端にジスクで溝を入れればOKです。
2015年
10月
16日
金
巷にはたくさんの種類の石膏があります。
歯科医院では何を基準に選択しているのでしょうか?色、価格、膨張率、だれかのお薦めでしょうか。
作業模型は超硬石膏、対合歯は硬石膏、参考模型は普通石膏といった感じが建前上浸透しているように思います。
精度に拘っている医院では、対合歯も超硬石膏を流してくれるところもありますが稀です。
やはり作業用模型と対合歯の膨張率は合わせられたらイイなと思います。逆に膨張率の違う上下顎できちんと咬むのでしょうか?
一般的な超硬石膏の膨張率は0.08%前後、硬石膏は0.2%前後です。
ですので対合歯に流す硬石膏を超硬石膏と同じ膨張率の物に変えていただければ当ラボとしてはありがたいのです。 えっ!すべて硬石膏!?うぅ〜ん。もっと硬い方がいいかな・・・
下記サイトに黒田昌彦先生が詳細に記されたpdfがあります。
http://www.gcdental.co.jp/watching/pdf/116_2.pdf
それから、寒天・アルジネート印象材に流す石膏はなるべく早く硬化させたほうが、諸々の問題点から良いと思います。超硬石膏、硬石膏共にファストタイプをお薦めします。
今まで使われている石膏の価格と低膨張石膏の納入価がわからないのではっきりしませんが、3kg単位で数百円の違いだと思います。一度ご自身の環境で調べてみて下さい。
韓国製の安価な石膏もありますが、使用した感じでは判断するのが微妙なところですね。
何となく製品が不均一な印象を持ちました。まぁ天然素材だから仕方ない面もあるのでしょう。
ちなみに当方が推奨する石膏は下記製品です。(寒天・アルジネート印象へ流す)
超硬石膏 ジーシー社製 ニューフジロック ファストセット
硬石膏 ジーシー社製 ニュープラストーン2 LE ファストセット
これに普通石膏を合わせた3種類あれば、歯科医院では充分だと思います。
義歯修理や咬合採得・コア採得にも必要であればキサンタノ(即時硬化性の印象用石膏)、
2015年
9月
30日
水
高級歯科技工用ポーセレンブラシを購入した。(タミヤ モデリングブラシHG)
セラミックのステイニングに使用する為である。今までは某GC社の筆、No.6/250円を十数年に渡り継続して使っていたが、ただの毛束になってきたので交代である。
(写真左の白い筆)
かなり気に入っていたのだが個体差があるため、数本購入して器量の良いものをピックアップしていた。
なんだかそれもアホくさいので、信頼するタミヤのブラシにしてみた。ステイニングというよりもウェザリングになるかもしれない。
まだ実戦投入していないが、軽くて持ち易く好感触だ。ほんのちょっとだけ仕事のやる気が出て来た。 ・・・かもしれない。
2015年
2月
21日
土
久しぶりの更新となってしまいました。
にも関わらず「白い粉」。違法?脱法?
そしてこの意味不明な器械写真・・・
サンドブラスター用のバキュームに家庭用掃除機を使用しておりました。配管やスイッチもバッチリ決まってご機嫌でしたが、チュイ〜ンという甲高い断末魔と共に「白い粉」を部屋中にまき散らしました。
そうです。「白い粉」とはアルミナとガラスビーズの事です。
紙パック式の掃除機を分解してみると、随分内部まで白い粉で汚染されています。(涙)
それらが一気に排気口から噴出したようで、一瞬部屋に霞がかかりました。どうやら紙パック式掃除機はこの用途には向いていない様です。
どうしようか決まっていませんが、サイクロン式掃除機が有力候補でしょうか・・・
良い案をご存知の方がいらしたら、是非教えて下さい。
e.maxなどのプレスセラミックは埋没材からの掘り出しはほぼサンドブラスターで行います。そのため結構大量に使う事になり、きちんとしたバキュームは必須なのです。
ガラスビーズも以前は専門業者から20Kg単位で購入していました。メリットは価格と通常より細かい粒子の物が入手出来る事でした。でも現在はBSAサクライ製の40μmのガラスビーズを使用しています。価格も他の歯科メーカーの物より安く、粒子もやや細かいのでお薦めです。アルミナも同様で双方3Kgで1680円くらいでした。松風製の半額以下ですね。
2014年
12月
22日
月
ようやく設置された机を前に感慨深いが、想像していたよりもあっさりしたイメージだった。オプション変更した四角の取手はIKEAのキッチンパーツとそっくりで驚いた。
不安要素はガス、バキューム、エアーの配管だ。特にガスはインチキできない。
2014年
12月
19日
金
2014年4月14日午前10時
ついにキタ〜!
机だけ運搬してきたトラックは日通とは別会社のようで、道路に下ろすと去って行った。ワンボックスカーでやって来た日通4人がそれをラボ小屋へ移動するようだ。
あれ!?えっ?それって30m程人力で移動させるのに8諭吉・・・って事ですよね。
2014年
12月
14日
日
東京湾から自宅まで通関配送する見積もりが日通からきた。
・DHLの日本側費用(弊社立替分)14,241
・通関費用 11,800.-
・輸入取扱手数料 11,000.-
・トラック配送/搬入作業(4名 平日) 80,000.-(税抜)
別途関税消費税、荷物の載っている木製パレットは日通で処分出来ない。
ってマジですか〜!東京湾から埼玉まで配送費8諭吉ってどうゆう計算!?引っ越し便より高いじゃない!
早速理由を聞いてみると、パレット含めての重量が250kgもあるらしい。200kg以上だと最低3人は運搬に必要とのこと。玄関先に250kg置かれても一人で移動できない・・・
机って200kgも重量あるものなの?100kg以内かと思っていた。東京湾の倉庫でひとりぼっちの机は、このままではドイツに強制送還されてしまう。
了解しました。>送信>もう鼻血も出ない・・・
返信メールキタ>税関検査の費用が確定しました。>5諭吉弱>もう家族に言えない・・・
2014年
12月
12日
金
つまらない手続きをしているのと平行してDHLのホームページと伝票からの情報で船と航路を探した。
どうやら積載した船はALTAIR号で地中海を通過してインド周りで来たようだ。
そうか〜 このたくさん積まれたコンテナの中にジッと鎮座して、ひと月も波に揺られて来たんだ〜と感慨深い。
2014年
12月
11日
木
2014年4月4日 ドイツからの海上貨物到着のメールがくる。DHLグローバルフォアーディングジャパンという会社からだ。
御社の正式名称、住所、電話番号、指定の通関業者を教えてくれという。
正式名称って・・・名前はまだ無い。無職だし。指定の業者も知り合いは無し。B/Lも無し。ナイナイ尽くしの旨を伝えると、弊社は個人貨物の取扱いはできないという。そこで紹介されたのが日本通運の東京国際輸送支店。
商品価格、材質、受け渡し方法など連絡し通関代行を依頼する。
届いた荷物を受け取らないでいると倉庫の保管料が1日でハーフ諭吉くらいかかるらしい。
2014年
12月
09日
火
もちろん海外からの船便受取りなど初めてである。届く先も東京湾ということしかわかっていない。
船便について調べてみるとかなり閉鎖された業界のように感じた。専門用語満載で工程ごと請け負う専門業者が多数入り乱れているようだ。最低限必要なのはB/L(Bill of Lading)の原本らしい。確かに船に載せたという有価証券みたいなもので、この原本と品物を港で交換することになる。決してコピーなどではだめ。そりゃそうだよね。
先方にB/Lを別で郵送してと頼むも、向こうも詳しくはないらしい。でも順調だと言って送って来たのが画像にあるDHLの注文書だ。原本どころかPDFじゃ〜
2014年
12月
08日
月
約40日後に写真が送られてきた。完成し発送の準備中だという。
ラボ小屋はまだ基礎工事すら済んでいない。いったいどこに保管しておけばよいのやら・・・発送を延ばせないか聞いたところ、運送会社とドイツからの出荷手続きが済んでしまったとの事。これは軒先に雨ざらしの予感がする。悩みは尽きない。
2014年
11月
21日
金
手持ちの咬合器が10種類くらいバラバラにありますが、どれを義歯のメインに使おうかと検討していました。
雲台にうまく収まるのが条件ですが、突起が出ていたり1組しか無かったり、スプリットのシステムが複雑だったり・・・
となかなか決定打がありませんでした。
結局ハノーとデンタータスのマウンティングプレートが多数あり、共用出来なくもないのでまずはコレで!と決めました。
でもいざ使おうとしたらガタガタなんです。(涙)
学校卒業以来なので、古くなったグリスやワックスかすがこびり付き動かない部分あるし、金属は変色して黒い・・・
2014年
11月
20日
木
OKのサインと銀行へ代金を振り込んだら机作り出すよ〜と催促のメールが来た。
どこの銀行だ?と探してみると、見積書の余白みたいな部分にそれらしきものが書いてある。カード決済は出来ない。
あ〜ぁ海外送金か〜!わけわからないよ〜。
むむっ!!見積書をよくみると19%のMwSt.なるものがある。ドイツの付加価値税らしい。
調べてみるとお店にもよるが払わなくてもいいか、申請して返還されるらしい。場合によっては「あきらめ税」になることも多々あるようだ。
再度やんわり「払わなくていいよね」とメールを送ったら、税金を削除した見積書が送られてきた。
言わなかったら19%も高かったんかい!
震える手で大勢の諭吉を握りしめながら、郵便局へ振込に行きました。
窓口にいたベテランそうな初老の局員に伝える。
「あの〜ドイツの銀行へ振込したいのですが・・・」
「ドイツですか。・・・この用紙に記入して下さい。」とA4サイズのマークシートみたいな用紙を渡される。
よし!気合いを入れるもなんだかわからない。アルファベットを一文字ずつ確認しながら記入するが、ドイツ語って変な所に点々ついてるやつがいる。支店名すらわからない銀行はIBANとかいう数字が識別する銀行コードらしい・・・パソコンのIPアドレスと一緒かなと勝手に解釈し納得する。
助けを求めようとベテラン局員を目で追うと、彼も平静を装いながら必死でマニュアルを読んでいる。窓口は渋滞だ・・・
知っている情報はみんな書いた。受取人の名前から会社の住所など。ドイツの取り次ぎ銀行の手数料に1〜2ユーロぐらい?適当にプラスして申し込む。
こめかみに汗を滲ませながら、局員が用紙と諭吉を機械に押し込む。どうやら振込手続きができたようだ。私も局員も半信半疑ながら終わったことに安堵のため息。
旅立つ諭吉の責任とれよ! 日本郵政!
2014年
11月
10日
月
見積もりキター!
け、結構高くなったな。(汗)
でも今更後にも引けぬ・・・東京港までの船便込みで40諭吉近い。
でもKavoなんかは平気でこの倍は行くだろう。モリタのアビリテックでさえ定価で40~50諭吉だ。
一般事務机が頭をかすめる・・・
ご褒美とやる気のオベリスクだ!
毒を食らわば皿までだ!
で、どうやって注文OKするんだろう・・・
どうやらPDFの書類にサインを書き込んで返送するらしい。Macに付属のプレビューソフトにて四苦八苦しながらサイン記入。
横書きのつもりがアルファベット縦書きになっちゃったけど、まっいいか。
2014年
11月
04日
火
来ましたカタログ。
ご丁寧に注釈までつけてくれたようです。
ただ左側にあるバキューム本体は必要無いな。200Vだし修理出来ないし高いし。
ここは日本の誇る技術!東京技研社製のハンディーラボ2の出番ですね。
以前から使っており、10年以上故障も無くダストパックなどの消耗品も必要無い。
吸引力も可変式でパワーも充分、小型でもある。
外部スイッチやフットスイッチも接続端子があるのでつけられる。
オススメです!
2014年
11月
03日
月
キター!
単にお休みで返事が来なかったらしい。
しかもどんな机か指定していないのに価格まで出てる。おかしくない?
とりあえず最新のカタログと価格表をpdfにて送ってもらう事にしました。
2014年
11月
02日
日
これがmann社のホームページです。
えぇ。すべてドイツ語で英語ページもありません。いきなりハードル高すぎる〜
ダメもとでインフォメーションへ英文のメールを送ってみました。
数日待つも返事は来ず。日本からの怪しげなメールは迷惑メールとされたか・・・
やけっぱちで創業者と経営者?に文句を付け加えて再送しました。すると返事が・・・
2014年
10月
31日
金
技工机について聞かれる事が何度かありました。自身の記録のためにも整理して載せておこうと思います。
机自体はドイツのmann社製です。
なぜ技工机にこだわったかと言うと、ゴミ入れ引き出しとその上部にバキュームが付いたスタイルに20年以上慣れ親しんでおり、いまさらこのスタイルが崩れるのはチョッとつらいな〜といったところからです。
まずはデンタルショーに行って候補を探しました。代表的なKavo(ドイツ製)、名南歯科貿易のラボベンチ(中国製)、白水貿易のデンタルアート(イタリア製)、モリタのアビリテック(日本製)など、すべての実物は見られませんでしたが見当はつきました。
高〜い!高い!予想より随分高い! ヨーロッパ製は平気で100諭吉とか言って印刷されたパンフレットもくれやしません! 期待していたラボベンチは20諭吉ぐらいだった記憶があるが、実物をいじってみるとギ・ギィ〜と鋼板がきしむ・・・見本の経年劣化か。モリタのはさすが日本製・・・でも何かときめかない。
先輩技工士の水村さんに教えていただいたドイツの通販「DT&SHOP」のカタログにはきらびやかなかっこいい机がたくさん載っている・・・でもオーダーの詳細打ち合わせは電話してくれみたいな感じ。日本語も使い方適当なのに電話してオーダーできる訳が無い・・・
そこで思い出したのが、10年以上前に行ったドイツケルンでのデンタルショーで貰ったパンフレット。その中から日本に正規輸入されていないものなら安く入手できるのではないかと思いました。海外のオークションebayにも中古ですが多数候補がありました。ただ新品との価格差が少ないのでどうせなら新品を・・・と考えたのです。