還暦過ぎたばかりの女性のケース。
対合は総義歯ですが、支台は有髄歯でMBにて補綴。宝飾の好きな女性は多いですが、口の中に貴金属が見えるのは例によってアウト!
霊長空隙?のスペースがあるため、そこにKey&Keywayを設定する事になりました。
もし空隙が無かったら、上手く収まらなかったでしょうね。
メタルデザインが複雑になったり、陶材築盛時に粉が付着しない様に注意したり、通常のMBよりも気を使います。
もちろん適合もシビアなので、時間に余裕がないと製作するのが厳しいです。
有髄歯であればe.maxで補綴するのが良いのでしょうが、Key&Keywayはちょっと無理ですね。CAD/CAMでジルコニアもありかもしれませんが、メタル程の適合をさせるのは厳しい状況のようです。
新素材や加工技術も進歩しているのでしょうが、従来法をカバーするものではありません。安価な材料による代替え品とならなければ良いのですが・・・