プレスセラミックの色合わせでは、インゴットの選択が重要になります。
インレーは透明度の高いインゴットから選択しますが、アンレーやクラウンでは迷う事が多々あります。補綴物の厚みがあると透明感の強いものではグレーっぽく暗くなってしまうからです。
クラウンでは以前はHTでしたが、最近はMTを多用しています。
主に使う3種類のインゴットですが、違いは透明度です。
HT>MT>LTの順で左ほど透明です。
同じシェードなのに随分違って見えますよね。同様に若い方のA3と年配の方のA3ではシェードは同じでも感じが違います。恐らくエナメルの透明感が影響するのでしょう。
写真以外でも指示書に年代が書いてあると参考になります。
また、支台の写真があると参考になる場合があります。模型ではコアが入っている事は分かっても、メタルなのかレジンなのかは分かりません。
支台の色が特に濃い場合は、通常よりも明るいインゴットを選択する場合もあります。
迷ったら写真撮っとけ!ですね。(笑)