OKのサインと銀行へ代金を振り込んだら机作り出すよ〜と催促のメールが来た。
どこの銀行だ?と探してみると、見積書の余白みたいな部分にそれらしきものが書いてある。カード決済は出来ない。
あ〜ぁ海外送金か〜!わけわからないよ〜。
むむっ!!見積書をよくみると19%のMwSt.なるものがある。ドイツの付加価値税らしい。
調べてみるとお店にもよるが払わなくてもいいか、申請して返還されるらしい。場合によっては「あきらめ税」になることも多々あるようだ。
再度やんわり「払わなくていいよね」とメールを送ったら、税金を削除した見積書が送られてきた。
言わなかったら19%も高かったんかい!
震える手で大勢の諭吉を握りしめながら、郵便局へ振込に行きました。
窓口にいたベテランそうな初老の局員に伝える。
「あの〜ドイツの銀行へ振込したいのですが・・・」
「ドイツですか。・・・この用紙に記入して下さい。」とA4サイズのマークシートみたいな用紙を渡される。
よし!気合いを入れるもなんだかわからない。アルファベットを一文字ずつ確認しながら記入するが、ドイツ語って変な所に点々ついてるやつがいる。支店名すらわからない銀行はIBANとかいう数字が識別する銀行コードらしい・・・パソコンのIPアドレスと一緒かなと勝手に解釈し納得する。
助けを求めようとベテラン局員を目で追うと、彼も平静を装いながら必死でマニュアルを読んでいる。窓口は渋滞だ・・・
知っている情報はみんな書いた。受取人の名前から会社の住所など。ドイツの取り次ぎ銀行の手数料に1〜2ユーロぐらい?適当にプラスして申し込む。
こめかみに汗を滲ませながら、局員が用紙と諭吉を機械に押し込む。どうやら振込手続きができたようだ。私も局員も半信半疑ながら終わったことに安堵のため息。
旅立つ諭吉の責任とれよ! 日本郵政!